モノを作るという行為にはどうしても責任が付いて回ります。性能や品質、機能を設計の想定内に収めなければなりません。
頻繁に2台の試乗車を走らせて、異音がないか、走行性能が維持されているか、多少乱暴に扱っても壊れないかを確認します。
完成してからの方が気苦労が多いかもしれません。
普段使いしている一台はそろそろ走行距離が5000km。今のところ不具合はありません。
この日はディスクブレーキモデルの調子を見るためにしばらく走らせました。
耐候性を確認するためにすべて屋外保管とし、気温や湿度の変化や紫外線や風に晒してフレームや塗装の状態を観察しています。
完成から一年以上が経過して、今のところすべてが想定内に収まっていますが、漆塗装は若干痩せた感じです。塗装重量を減らすために薄塗りしています。市販のロードバイクでは100gほどあると思われる塗装ですが、WP1では50g程度に抑えています。納品させていただくものについては、もう少し厚塗りした方が良いかもしれません。