色の変化が楽しみな漆塗装

今日も試乗車の調子を見るために走らせています。

漆は乾くにしたがって透けてくるので、時間が経つと色味が変わってきます。そんなこともWP Bikeの楽しみ方の一つです。

この試乗車は木目が見えないようにベンガラ入り漆で塗り潰してから透ける漆を上塗りしています。下塗り層の透け具合次第ですが、想定通りならよく見ないと木であることに気付かないでしょう。

漆というと日本の伝統的な工藝の一つで多くの優れた工藝師(職人)さんたちによって鍛えられた技法が存在します。美や優雅を極めた工藝品が多数存在しています。

WP Bikeでは塗装重量を減らすために薄塗りでも光沢の出る漆を使っています。

跳ねた泥や小石が当たり、雨や雪に晒されて使われる実用ロードバイクですから塗装の傷みを避けられません。

下地が出てしまうほどの深い傷がつくと木部保護の役割が果たせないので注意が必要ですが、日常の手入れは時々水で薄めた食器用洗剤を布やスポンジにつけて汚れを落としてから柔らかい布で乾拭きするだけと特別に難しいことではありません。ワックス掛けは不要です。

塗り直しも出来ますので気軽に乗り回して欲しいと思っています。塗り直し費用は安価に抑えています。

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