2回目を迎えたNさんのエレキギター製作教室。今回はボディの輪郭の調整、ボディの厚み出し、指板材の厚み出し、フラット溝切りをやりました。
ルーター加工したボディの輪郭ですが、テンプレートに多少の歪みがあったことと、ルーターの扱いに慣れていなかったこともあって、輪郭を綺麗に切削できませんでした。
生憎細工用の鉋の準備がなかったのでサンドペーパーを使ってボデイの輪郭を整えました。
輪郭を整えたら鉋でボディの厚み出しです。堅い材ですがよく切れる鉋を使えば問題なし。4ミリほど削りました。
鉋でこれだけの面積を削って厚みを落とすのは慣れないと重労働です。疲れてくると飽きてくるので気分を変えるために他の作業に移ります。
今度は指板材の厚み出し。鉋掛けが難しいローズウッドですが、これもよく切れる鉋ならば難なくやれます。
さらに、簡単な治具を使ってフレット溝を切ります。必要十分で簡単に作れる治具ですので、将来自力でこの作業をする時にすぐに作れます。
溝切りの終わった指板材です。治具があれば初めてでも完璧にやれます。
よく切れる鉋(講師の私物)を個人指導では使ってもらいます。普通は大事な道具を他人に貸すことはありませんが、使用状況を監督する前提で使ってもらいました。
自分で道具を用意するのが理想ですが、日本の大工道具は扱いも選択も難しいので「良い基準」を知ってもらうことにしています。自分で道具を揃えるときにこの経験が役に立つと思います。
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