近日中に募集開始予定のウクレレ製作教室で使用するキットを、さいたま拠点にて急ピッチで製作しています。
前回のウクレレ製作教室同様、地元で伐採された杉をボディ材として使用します。さらに今回は指板とブリッジに同じく地元で伐採された欅を起用予定。国産材主体のソプラノウクレレをお作り頂ける予定です。
押沼拠点の自動鉋で5mm前後まで厚みを落とした状態でさいたま拠点へ搬入しました。材に型を当てて木取りを考えます。今回の材は真ん中あたりに節が集まっており、表・裏板を1枚で取るのが難しい状態です。それでも何枚かは切り抜けましたが、ほとんどが2枚接ぎをする必要があります。
鉋を使って5mmから2.2mmくらいまで厚みを落としました。さらにドラムサンダーを使い、まとめて狙いの厚みまで削りました。表・裏板は2mmを少し切るくらい。側板は1.8mmくらいにしました。
全部で12台分くらいの材料を製材しましたが、その中で4台分くらいは均一に目が詰まり、適度に硬さのある良い材が取れました。楽器材がいかに贅沢かがよくわかります。
画像を見比べて頂くと目の間隔や規則性の違いがお分かり頂けるかと思います。
準備中のウクレレ製作教室では、入門~上級まで4段階のコース分けを想定しておりますので、A級材は中級以上のコースで使うことにしましょう。
募集開始までもう少し時間が掛かりますが、各コースの内容や料金等については概ね決定しておりますので、ご興味のある方は問い合わせページより気軽にお声掛け下さい。