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ウクレレ製作教室を開催しました

竹の突っ張り棒を使った部品の接着

令和3年10月30日・31日(土・日)、モノづくり共同体がはじめて主催するイベントである「木工入門者向けウクレレ製作教室」が開催されました。

今回の製作教室のためにメンバーが製作したウクレレキット

「ウクレレ製作教室」は世に沢山ありますが、市販のキットを購入して提供しているところも少なくありません。私たちモノづくり共同体では、何事においても極力自分達で生産・消費することを目指しておりますので、キットに使う材もその多くを地産材の杉を使用し、その加工も自分達で行いました。

モノづくり共同体にはウクレレの製作経験のあるメンバーが2名在籍しておりますので、分業してキット製作に当たりました。今回の教室では4名分のキットを製作しました。キット製作は自身の技術の研鑽にも繋がります。有難いことです。

管理人

モノづくり共同体には木こりを職業とする仲間がおり、杉材は潤沢に手に入ります。この辺りの杉はソプラノサイズのウクレレとの相性も良かったようで、教室開催に先立ちメンバーが同じ材で製作したウクレレは明るく大きな音で鳴っていました。果たして参加者の皆さんが作ったウクレレはどうなるでしょうか….?

共同体メンバーの製作した見本品

開催当日。朝9時集合です。

 参加者用のキット・道具等

木工経験のない入門者向けの製作教室ですので、使用する道具も必要最低限にしました。今回参加者が使った道具は鋸・小刀・定規・鉛筆・消ゴム・マスキングテープ・ボンドです。いずれも、ホームセンターやネット通販で簡単に手に入るものを選びました。

管理人

私たちの製作教室は「モノづくりをする(=今回であればウクレレを完成させる)」ことを目指すことは勿論ですが、モノづくり仲間を増やすことも大きな目的としています。高価な道具を用いなくてもモノづくりを始められると実感してもらい、一歩踏み込んでもらえたら嬉しいわけです。

開催時はまだ屋内作業設備がなかったため、終日外での作業。その為、完全に日が暮れてしまうと作業不可となります。1日目はボディを箱にするところまでを目標としていましたが、なんとか滑り込みセーフでした。

2日目も日没のタイムリミットギリギリまでの作業となりました。少し内容が盛り沢山だったかもしれません。次回開催時は参加者の皆さん(と、講師)が余裕をもって作業を終えられるよう、少し内容を変更しようと思います。

管理人

今回は2日間とも、朝9時から夕方6時頃までの作業となりました。終了後に参加者の皆さんに感想を聞いたところ「(いい意味で)結構な作業量があった!」とのことでした。

しっかりとした作業時間に加え、入会金や会費などは一切なく、材料費等の諸経費全て込みで参加費20,000円(学生15,000円)です。「モノづくりの仲間探しが本義」という私たちの意思を感じて頂ければ幸いです。


今回参加した6年生の女の子が作ったウクレレ

形になったウクレレには蜜蝋で塗装を行いました。その場で音出しをしたところ、立派にウクレレらしい音を奏でていました。

管理人

今回ご参加頂いた皆さんには、是非「次はこんな木を使って作りたいな」「はじめから自分で作りたいな」「こんなものも作れるかな?」というイメージを持って頂きたいと思います。ウクレレ製作教室を足掛かりに、ご自身のモノづくりを始めて欲しいのです。

モノづくりには道具・場所等の設備も必要ですし、ある程度の技術・知識が蓄積されるまでには指導や手ほどきを欲することもあると思います。私たちモノづくり共同体は、こういった悩みを解消出来る存在になりたいと思っています。設備・場所・人の拡充を目指し、次々と企画を打っていきます。皆さんの参加・ご協力を心よりお待ちしております!

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