特別企画の中日となる今日も天気に恵まれました。ウクレレ・旋盤・レザーいずれも1名ずつの参加を頂きました。
今回が初開催となる木工旋盤教室。栃の木を使って平皿を作ります。横木（フェイスワーク）の基本となる加工ですので、これから木工旋盤を始めてみようという方にはお勧めです。
2時間で完成させるスケジュールですので、受講者の技量に合わせて適切なアプローチ方法を提案します。近年の木工旋盤加工では円形のガウジ系刃物を使うことが多いですが、ガウジの扱うには仕組みの理解と若干の慣れが必要です。作業を続ければいずれ誰でも習得できますが、コツを掴むまでに必要とする時間には個人差があります。回転工具から感じる恐怖感もあり、2時間の枠組みの中ではそこまで及ばない方もおります。
今回の受講者さんには、ガウジではなくスクレーパーを使った加工方法を主として提案させて頂きました。スクレーパーを使った加工では逆目を発生しやすいデメリットがありますが、今回は何とか許容範囲内で、サンディングで上手く消すことが出来ました。
オイルフィニッシュすると木目がギラっと綺麗に浮かび上がりました。木が大好きな受講者さんも満足された様子でした。
教室終了後、受講者さんが持参された輪切りの槐（エンジュ）を即席でコースターにしてみました。こちらは縦木（センターワーク）です。横・縦の木の取り方で表情が全く違って面白いですね。
同時開催のウクレレ・レザー教室の受講者さんも、立派な製品をお持ち帰りになりました。
旋盤教室の受講者さんから「こんなことも出来る？」という相談があり、その場で試作してみるという一幕がありました。モノづくり共同体では、こういったワクワク感を大切にしています。
是非あなたがそのワクワク感を「形（製品）に出来る人」になって下さい。精一杯お手伝いします！