モノづくり共同体の仲間からの紹介で、都内から生徒さんがお越しになりました。
今回の生徒さんは27歳とのこと。こういうものを作りたいというテーマを持ってお越しになりました。
事前に画像でイメージを頂いていたので、開講の前日に講師が試作した上での開講です。講師の試作品はこちら。欅の框材(古材)を使用しました。
高台付きの椀ですが、飯椀・汁椀より大きく、深めです。
高台付きで、縁に向かって絞っていくようなデザインです。
木工旋盤に限ったことではありませんが、モノづくりに臨む態度には性格や個性が出ます。類型のようなものはあるようにも思いますが、やはり一人一人違います。
今回の生徒さんは、慎重で、此方の伝えたことを分からないなりにも実践しようとされる方でした。当然ながら、真逆のタイプの方もいらっしゃいます。(笑)
最終形に持っていくやり方は正解は人ぞれぞれです。見ていて面白いですね。講師は役得です。
このようなものが出来上がりました。シリアルを食べる際に使うそうです。
生徒さんも納得の出来となりました。ほぼ初めての木工、初めての旋盤として扱うテーマとしては難易度高めだったかもしれませんが、良いモノづくりが出来ました。
途中、一回だけキャッチしてしまいましたが、それ以外は危なげなく進められたように思います。
塗装は拭き漆に挑戦するそうで、その際の手ほどきは紹介してくれた共同体の仲間がしてくれるとのこと。モノづくりの輪が拡がっているようで、嬉しいです。
コメントを残す