本職の方もDIYをやる方も何らかの作業台を使っていると思います。作るものによりますが、小さな家具や楽器を作る程度ならばこんな作業台が使い易いと思い作ってみました。
天板は長さ90cm、幅40cm程度の大きさで、細い材を貼り合わせています。一枚板の豪華な天板も良いのですが、材料の価格が高い上に良い材料を選ばないと反りが出やすいので、木表と木裏を交互に貼り合わせるなどした方が狂いは少ないかもしれません。反りが心配ならこの天板のように両端に反り止めの厚板をハメるなどすると良いと思います。
すべて余った材料を使いましたが、ホームセンターで手に入る木材でもほぼ同じものを作れると思います。
側面にはベンチバイスを装備。16mm径のステンレス長ネジとナットを使っています。ハンドルは適当な鉄の棒やボルトを旋盤加工して作っています。
これは鉋掛けをするときに使用するストッパー。上下にスライドする仕組みにしてあります。
これは鉋で直角を出したい時に使うフェンス。ボルト留めしているので使わないときは取り外せます。
次にベンチクランプです。これは太い鉄棒を旋盤で削った部品です。
それに切断したFクランプを溶接します。
このクランプはこのようにして使います。
このくらいの大きさならば、普段は部屋にしまっておいて、作業するときにベランダや庭に持ち出して使うことができますし、車に積み込んで出掛けて、出先で普段と同等の作業性を得ることもできます。
ホームセンターなどで購入できる折り畳み式の作業台は剛性が低く(安価なものは尚更)正確で快適な加工には向きません。
このような作業台を作るにも、天板を平面に仕上げたり四隅を直角にするなどの木工の技術を必要としますし、使い易いように機能を追加するために頭を捻ったりと作り応えがあります。木工を始めるならば、こういったものを手作りするところから始めるのをオススメしたいです。溶接や旋盤加工などのお手伝いもできるかもしれません。
興味のある方は気軽にお問い合わせください。
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