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Fさんのギター製作教室#7 裏板接ぎ・側板曲げ

ギター製作担当

今回で7回目となるFさんのギター製作教室。7回目にしてようやく、ギターらしき形が見えてきました。市販の半完成キットでは味わえない醍醐味です。

本日は避暑対策として開始時間をいつもより3時間早めて、7時~12時というスケジュールで開講しました。気休め程度かもしれませんが、効果はあったように思います。いくらかマシでした。

側板接着面の鉋掛け

前回・前々回と側板の厚み出しに挑戦して頂いていましたが、初めての鉋掛けということもありかなりの長時間を要していしまいますので、残りの側板と裏板は講師がお預かりし、厚み出しを代行させて頂きました。

側板接着面のヤスリ掛け

厚み出しの済んだ裏板材2枚の接着面を直線にします。まずは鉋でおおよその直線を出し、その後直線の出た長いサンディングブロックを使って加工します。

このような治具を使って隙間を確認します

2枚の裏板材を合わせて、隙間が無いか確認します。これがなかなか大変です。直線を作っているつもりでも、各々の身体の癖が出てなかなか直線になりません。

光が漏れているところが空いているというわけです。

隙間がなくなったら接着します。

接着用の治具

このような治具を使って接着します。ハタガネや、もっとシンプルな治具でも代用可能です。

裏板がくっつくのを待つ間に、側板の加工を進めます。曲げに入る前に、鋸・鉋で設計通りのサイズに加工していきます。

曲げ木用のアイロンを温めている間、側板を水に漬けておきます。

アイロンに側板を当てて曲げていきます。熱・蒸気・水分を利用して曲げます。

ウクレレサイズであれば市販の大鍋を使って煮沸曲げすることも可能ですが、ギター用の側板となるとなかなか厳しいです。このようにベンディングアイロンを使って手曲げするか、専用の治具を使ってプレス曲げするという2択になると思います。後者については、「ギター ベンディングシステム」等で検索してみて下さい。

2~3時間かけて側板1枚を曲げました。型枠に固定して余分な水分を飛ばします。なかなかいい精度で曲げられましたので、このまましばらく放置しておけば落ち着くでしょう。

そうこうしている間に裏板もくっつきました。

ギター製作担当

次回はもう1枚の曲げ加工を行い、力木接着等にも入れるかな?という感じです。引き続き頑張りましょう!

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