11月23日は勤労感謝の日で祝日ですね。
「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう」日とされています。
「勤労感謝の日」という名称は大東亜戦争後に付けられたもので、本質は今も昔も「新嘗祭」なのです。新穀の収穫を慶び神々に奉納すると共に、来年の豊作を祈る神事です。今日においても同日、天皇陛下が最も重要な祭祀としてこの日に国民を代表して祭祀を執り行っています。
少し前までの日本人には「新嘗祭までは新米を食べない」という習慣があったそうです。何故なら、新嘗祭までは天皇陛下は勿論、神さまですら新穀を召し上がっておられないからです。
我が国の成り立ちから今日に至るまで、コメは欠かせませんよね。
そのコメに関する祝日ですから、私たち大人はよく本質を理解し、子供たちに伝えなくてはなりません。
こういった我が国の伝統行事のことが大嫌いな方がいらっしゃることも承知しています。しかし、ほとんどの大人は「知らない」のではないでしょうか?
「新嘗祭なんて不必要!」という人に考え方を変えてくれとは申しませんが、「知らなかった」という人は是非ご自身で調べてみて下さい。
大げさな話ではなく、一つの文化が消失しようとしているのです。
実に不思議なことに、こんなに大切なことを親もテレビも新聞も与党も野党も学校の先生も教えてくれません。ハロウィーンは教えてくれるのに。トリックオアトリート!とか言って、お菓子を強請る子供で良いんでしょうか?
ハロウィーンなんてやるな!とは申しませんが、せめてハロウィーン「も」やるくらいにして欲しいものです。
神社仏閣へ赴いてパワースポットだなんだと騒いだり、〇〇祈願だ厄除けだとお願いしてみたり、それだけで良いのでしょうか?我が国を指して「文化や伝統を大事にする国」と言ったりしますが、本当でしょうか?
文化を作るも亡くすも、私たち一人一人の行動です。
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