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圃場に資材置き場を設置・大鋸屑の再利用

鶏舎横に空いたスペースに、2坪のハウスを2棟設置しました。

左のハウスには籾殻・ボカシ・大鋸屑などを保管します。

木工旋盤だと沢山の大鋸屑が出ます。これを畑で使います。

大鋸屑は直接畑に撒くと分解に時間が掛かりますので、ある程度の量になったところで発酵菌と糠を投入し、大鋸屑発酵堆肥にする予定です。発酵させた大鋸屑は鶏の飼料にしても良いらしいので、鶏が食べて糞になってから土に還すという方法もありですね。

2棟横並びで設置したハウスでしたが、早速1棟を分解しました。分解した1棟は向きを変えて再度設置し、鶏の放牧スペース用に使用することにしました。

どんどん大きくなる鶏は運動能力も日々向上しており、垂直跳びで成人男性の肩まで跳び上がるようになりました。その為、既存の壁(支柱+ネット)では脱走を防げなくなりました。腹が減っていると脱走するというわけでもなく、遊びの延長で脱走を試みるので、物理的にガードするしかありません。

こういった話(大鋸屑の再利用など)をしていると、「エコですね」みたいなことを仰られる方がいます。この「エコですね」という耳障りの良い言葉には表裏があるように思っていて、一歩間違えると先細り一択になります。次世代に綺麗な地球を残さなくてはいけませんが、同時に職や技能も残さなくてはなりません。

容易く物を捨てない(ゴミを出さない)、古いものを大事に使う、使わない物を無駄に買わないといった美徳は大切にしなくてはなりませんが、それと「生産性の放棄」とは全く別物です。

モノづくり共同体では「再生産出来ること」「新たな価値を生産出来ること」を重要視しています。そうでないと、繰り返しになりますが先細りしか選択肢がないからです。

大量消費を賛美するつもりはありませんが、昨今方々で喧伝している「環境」「エコ」「自然」系の謳い文句を見ていると、消費と生産を放棄して行きつく先に何が残るのか?と考えてしまいます。

木を伐採して製材する、材を器にする、生産過程で出た大鋸屑に菌を混ぜて発酵飼料やにする、それを鶏が食べる、鶏の糞が土の養分になる、養分を吸って米や野菜が獲れる。循環の輪の中で、生産して消費するのが人間の役目ではないでしょうか。他の生物では使えないものを有効に使う、あるいは他の生物よりも高い価値を産む、人間とはそういった役回りではないかと考えたりします。

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