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Fさんのギター製作教室#10 ボディが箱になる

ギター製作担当

さぁ、5月から始めたFさんのクラシックギター製作教室も、今回で10回目。キリの良いところでボディを箱にしよう!ということで、今回はいつもの倍の作業時間を確保し、なおかつ作業場所をいつもの押沼拠点から講師の自拠点(さいたま)へと移し、特別開催となりました。

開始時間は朝8時!早くからご苦労様です。

世間話もそこそこに、早速作業に取り掛かります。まずは事前に貼り合わせておいた表板をギターのシェイプに切り抜きます。押沼拠点で裏板で同じ作業をする際に電動糸鋸盤を使ったので、今回は卓上バンドソーを使いました。

切り抜いたら接合部の若干の段差をサンディングして均します。木の動きや強度を見て表・裏面をどちらにするか決定し、力木等の配置を書き入れます。

ホール周り飾りの溝を専用のミニルーターツールで掘り込みます。パーフリング材2色を計4本で構成しました。飾りを埋め終わったら、ホールを抜きます。講師もお手伝いしたのに、飾りの色が一部抜けてしまいました。気にしない!ということなのでそのまま次へ。

表板の力木上2本を接着し、その間に前回加工した裏板の力木ともう一度向き合います。削っては叩いて反応を見、の繰り返しで納得のいく裏板が出来ました。

表板の力木を準備します。切ったり削ったりして調整します。

先ほど接着した力木をある程度の形まで加工し、次はホール周りの補強材を接着。

続いてホール下のブレーシングも接着。大忙しです。昼食を覗いて全く休憩を取りません。

各部材の接着乾燥待ちの間に、先日接着しておいたライニングを豆鉋や若干角度のついたサンディングブロックで整えます。クランプした際に隙間なく密着することを確認出来たら、接着します。

乾燥したら、はみ出していた余分な肉を鉋や小刀で取り除きます。

裏板の接着待ちの間には、ネック製作にも着手しました。スカーフジョイントするため、ネック材をヘッド角に合わせて切断します。これは難しい鋸仕事ですが、なかなか上手に切れました。

さぁいよいよ感動のクライマックスです(まだ完成じゃないけど)。

裏板同様、ぴったりと密着することを確認して接着します。表板のブレーシング削りも相当悩んで進めました。どんな音が出るか楽しみです。

ギター製作担当

今回の講座で、全体の工程の約半分くらいまで来た感じです。恐らく年内には完成するでしょう。

今後も、作業工程やスケジュールによっては押沼以外の拠点でも開講していきます。長時間お疲れさまでした!

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