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米の自給自足を目指す試み 令和5年度 陸稲

モノづくり共同体の定義する「モノづくり」は多岐に渡ります。

材料の調達に始まり、木工製品・鉄鋼製品の製作は勿論のこと、システム開発等々、早い話が日常生活を送るにあたって必要なものを自給自足出来る集団を目指しています。

当共同体で行う農業もその観点で取り組んでいます。モノだけあってコメがなくても駄目だろう、コメだけあってモノがなくても駄目だろう…ということです。

陸稲

今年はハッピーヒルの粳を育ててみました。種もみを入手し、育苗してから畑に定植しました。

御覧の通り、かなり大きな苗の状態での定植となりました。

これには理由がありまして、↑の画像の2週間ほど前に降った大雨で圃場が苗を置いていたビニールハウス共々全面的に水没し、全く作業が出来ない状態になってしまったのです。

苗は完全水没を免れて枯れずに済みましたが、定植時期を逸してしまいました。

本来であればもっと早くに畑に移して、地中深くに根を伸ばして欲しかったのですが、今回は根が浅い位置までしか伸びず、地中に水分や養分を求めていく力が弱かったように思います。

気温の高まりとともに雑草との戦いが始まります。株間や条間を定期的に除草しますが、やはり雑草の方が上手です。10日も間を空けると雑草に埋もれてしまいます。

加えて、今年は渇水気味でしたので陸稲の草勢が悪かったように思います。

なんとか枯れずに出穂時期を迎えましたが、やはり草丈が伸びきっていないし、籾の中身がスカスカです。

刈り取り時期に達していますが、全く穂が垂れません。

もう10月になりますので、恐らくこのまま粘っても中は実らないでしょう。

今年の陸稲の反省点をまとめてみました。

  • 定植時期を逸した(ポッド育苗期間が長過ぎた)
  • 雑草との競合による日照・水分・養分不足
  • 根本的な土壌養分不足(水没で養分が流れた可能性がある。加えて、無肥料で栽培した)

こんなところだと思います。

次作では作付けに先立って動物性堆肥の施肥も検討しようと思います。

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